2015/04/09 10:59

●はじめに

「カードゲーム」という単語を聞いて、どんなゲームを思い浮かべますか?

きっと、自分でたくさんのカードの中からカードを選び、お互いに持ち寄って対戦するカードゲームを思い浮かべた人が多いんじゃないでしょうか。

でも、こういういわゆる「トレーディングカードゲーム」って、どんどん新しいカードが出て、把握するのも大変ですし、ルールも複雑で覚えるのも大変だったりしませんか?

カードゲームってそういうゲームばかりじゃないんです。
もっと手軽に! 簡単に! シンプルに! でも奥の深いゲームもあるんです。

2014年ドイツゲーム賞で日本人として初めて入賞を果たしたカナイセイジ氏『ラブレター』の原点ともいえる2人用カードゲーム『R-rivals』は、

「カードゲームとかアナログゲームってなんだか難しそうだし、めんどくさい」
なんて思ってる人、アナログゲーム初心者の人にこそ、触ってほしいカードゲームです。

           


●『R-rivals』ってどんなゲーム?

『R-rivals』は各自8枚ずつのカードの中から、相手よりも強いカードを出して先に4勝した方が勝ちというシンプルなカードゲームです。
基本的には数値が大きいカードが強いのですが、各カードにさまざまな特殊な効果が設定されていることと、一度使用したカードはその後使用できないことから、
相手のカードを推理して「次にどのカードを出そう」「相手はこのカードをもう使っているからこのカードを出せば勝てる」なんて読み合いが発生します。

カードは数値の小さい方から、道化、姫、密偵、暗殺者、大臣、魔術師、将軍、王子となっています。

  
↑カードは全部で8種類。カードの効果は全てカードに記載されています。


各カードの効果はこんな感じになります。

道化(0) :数値は最低だけど、カードの効果で勝負を次にもちこせます。
      実質カードの効果を無視する魔術師以外には負けません。
     
勝てもしませんけど。
姫(1)  :このゲームの最大のキモとなるカード。
      このカードで相手の王子に勝てた場合、
      その時点でゲームに勝ちます。
      どんなに負け越していても勝ちになります。
密偵(2) :おそらく一番使い方が難しいカード。
      出した次の勝負は相手のカードを見てから
      何を出すか決められます。
暗殺者(3):このカードより弱いカードに負けて
      強いカードに勝つ特殊なカード。
      暗殺者で相手の将軍等の強いカードに勝てたら気持ちいいですよ!
大臣(4) :数値的には弱くないのですが…暗殺者に負けるため、
      実質勝てる相手が少ないです。
      ただ、勝てた場合はその勝利は2勝分! 
      価値ある勝利になります。
魔術師(5):担当的には一番使いやすいカード。
      相手の効果を無視して単純な数値のくらべ合いにもちこめます。
      道化に勝てる唯一のカードです。
将軍(6) :数値的に王子に次ぐ強いカード。
      さらに次の勝負の時に出すカードの数値を+2できる
      強力な効果もあります。
王子(7) :数値的に最強のカード。
      暗殺者もよせつけないため、確実に勝ちたいときに使いましょう。
      ただし、相手の姫には気をつけて!

いろいろな効果があるおかげで、単純な数値の比べ合いにとどまらず、アツい読み合いが楽しめます!

           

●『R-rivals』をおすすめする理由

たった8枚のカードの中で行われる勝負で、先に4勝した方がゲームの勝者になるため、強いカードをいつ使うかが大事になるんです。
強いカードを出してもっと強いカードに負けたり、あるいは引き分けてしまったり、特殊効果で無効化されたりしたら大変ですよね。

「絶対勝ちたいからここはこのカードでいこうかなー」なんてあえて相手に伝えることで、ハッタリを利かせることも大事になります。
この読み合いが楽しいんです。

2分でルール覚えて5分でプレイ! 10分の休憩時間にプレイしておつりが来ます。
なのにアナログゲーム特有の、他の人の考えを推理して的中させたときの快感、相手が人間だからこその駆け引きが楽しめるんです。
一発逆転のカードもあるため、最後まで気の抜けない、程よい緊張感が味わえますよ!

           


●実際に『R-rivals』で遊んでみました!(動画編)


ゲームの基本的な流れとしては前述したとおりですが、よりわかりやすくゲームの流れを解説した動画がありますので紹介します。
作者のカナイセイジ氏自ら、解説をしてくださっていますよ!

   




●実際に『R-rivals』で遊んでみました!(書き起こし編)


上の動画を見る時間がない方のために、実際に『R-rivals』で遊んだときの様子を簡単に書いてみました。
※上の動画とは別に担当がプレイしたときの様子になります。

    
担当)それでは、早速『R-rivals』をはじめたいと思います。
今回のお相手は、先程『R-rivals』について、簡単に説明したばかりだったりします。

一番注意しなくてはいけないのは、最強のカード「王子(7)」と最弱のカード「姫(1)」…。
「姫(1)」は「王子(7)」に勝てる唯一のカードで、さらに「姫(1)」が「王子(7)」に勝った場合、それまでの勝敗に関係なくゲームに勝利しちゃうから、この二つは慎重に使いたいよなー。
相手が何を出してくるかわからないから、…まずは「魔術師(5)」で様子を見よう


担当)相手のカードは「密偵(2)」か! …だけど、こちらの魔術師の能力で密偵の能力が無効になっているので今回は単純に数値をくらべて勝利! ヒャッホー!
    
担当)4勝すれば勝ちだから、残り3回勝てばいいのか…次は次の勝負の事も考えて、「将軍(6)」で勝負! 数字も大きいし、次の勝負も数値が+2されるので、次も有利になるからこれでいこう


担当)相手のカードは「暗殺者(3)」! ええええっ!? …こちらの負け??強いカードで負けたのは口惜しい!


担)よし、ここは「大臣(4)」で勝負! さっきの将軍の効果で数値が+2されているし、ここで勝てば大臣の効果で2回勝利分になるからかなり有利になれる!


担当)相手のカードは「道化(0)」…。折角強化したドーピングムキムキ大臣(6)が引き分けたぁぁぁぁっ!?

担当)ドーピング大臣(6)は散ったけれど、勝負はまだついてない! 相手の強いカードをこの「暗殺者(3)」で倒す事ができればまだ逆転の目はのこってる!
※引き分けた場合、次の勝負に勝った方がその勝負にも勝った事になります。


担当)相手のカードは「姫(1)」! 姫!? ここで姫!? ナンデ姫!?
※暗殺者は数値の低い相手には負けるので…。
    
担当)ショックのあまりカタコトになってしまった…。
まずいまずいまずいまずい! 次負けてしまったらゲーム終了になっちゃうから…。
    
…って感じでゲームは進んでいきます。
この後、担当は負けてしまって、「もう1回! もう1回!」とやっていたら、うるさい仕事しろと怒られる結果となってしまったのですが。
どのカードを出せば良かったんでしょうね…?


           


●実際に『R-rivals』で遊んでみました!(解説編)


現在担当が1勝、相手が3勝となっていて、
それぞれ手札に残っているカードは下のような形でした。
出ているカードから、何が残っているかは筒抜けなんですよね

担当)「道化(0)」「姫(1)」「密偵(2)」「王子(7)」
相手)「大臣(4)」「魔術師(5)」「将軍(6)」「王子(7)」
実はこの時点で、担当は「姫」を出して相手の「王子」にぶつける以外に勝ち目がなくなっていました。
既に出したカードの情報からその事を知った相手が「王子」を出すはずもなく…、担当は負けてしまいました。くやしい!


今回のゲームでは、担当は数値の大きいカードを先に出す傾向があり、相手は逆に数値の小さいカードを先に出す傾向がありました。
後半は大きい数値のカードが相手に残り、小さい数値のカードが担当に残っていた事から、4ターン目で暗殺者を出す事が読まれてしまっていたそうです。


●まとめ

このように、相手がどのようなカードを出しやすいかの情報があると、次のゲームは読み合いがより楽しくなります。傾向にそったカードを出すのか、その裏をかいて傾向と逆のカードを出すのか…。
いろいろ話しかけて誘導し、いきなり相手の王子に姫をぶつけてゲームに勝利する事ができたら、とても気持ちがいいですよ!
最後まで勝負の行方がわからない「読み合い」が簡単に楽しめる『R-rivals』。おすすめです!